私は、28歳の頃、鳥取県教育委員会から泊村教育委員会に派遣社会教育主事として3年間勤務しました。
その時、誕生したのがグラウンド・ゴルフです。愛好者300万人とも言われ本当によく普及したの一言に尽きます。
その当時の詳細は徐々にふれさせていただきますが、37年間の教員生活を終え、現在は、私が10年間かかって完成させた屋内グラウンド・ゴルフ用具「パットゲームスター」を普及させるため会社を設立し取り組みを始めたところです。
この用具は、グラウンド・ゴルフとパークゴルフの屋外用クラブとボールで屋内にてプレーができます。
特に、プレーヤーの皆さんにご紹介したい特徴はボールを打ち分ける技術が確実に上達することです。是非「パットゲームスター」と検索してみてください。
私のプレーも動画でごらんいただけます。この動画の視聴者も最近伸びてきています。
※「グラウンド・ゴルフ」と「パークゴルフ」がパットゲームスターでできる理由は?
グラウンド・ゴルフのボールの大きさ直径6㎝パークゴルフも同じです。
グラウンド・ゴルフのボールの重さ75から95g、パークゴルフが
80から95gとほぼ同じだからです。
昨日、ライフスポーツ財団で親子グラウンド・ゴルフを教えておられる先生とお話しする機会がありました。
先日、この教室で「パットゲームスター」を使用したら大好評で、終了後パンフレットが欲しいと多くの方から要望があったと聞きうれしい気持ちでした。
また、パットゲームスターは小学生でも十分楽しめる年齢層の幅の広いニュースポーツであることを改めて確信しました。
家庭で親子やおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に楽しんでいただき、和気あいあいとした団らんができるといいですね。
※ この先生は、大学の名誉教授で30年間も日本グラウンド・ゴルフ協会の指導者養成をトップの立場で指導された、言うなれば「グラウンド・ゴルフの育ての親」と言っても過言でない方です。
今でも現場でグラウンド・ゴルフを指導しておられることに敬意を表します。
※ 現在、清水デザイン研究所(鳥取市吉方温泉1-407)所長の清水文人氏のアドバイスをいただきながら新パンフレットを作成中ですのでご期待下さい。
このご家庭は、二世代でお住まいですが、小学生のお孫さんがお上手なようで、おじいちゃんやおばあちゃんと楽しんでおられるとのことです。
お孫さんから、おばあちゃん 「パットゲームスター」をしよう と誘われて、プレーを楽しんでおられるとお聞きしています。
夏休みにもなりその機会も多くなることでしょう。
このような家族のふれあいがあって楽しい家庭っていいですね。
このご家庭のように家族の団らんにパットゲームスターを使用していただくと、考案したものとして大変うれしい思いです。
また、現在、37度を超えるような猛暑が続いています。熱中症対策にも最適です。
その理由は、至って簡単です。
グラウンド・ゴルフやパークゴルフのように屋外の広い場所でプレーするスポーツと違って、室内や家庭の狭いスペースで15m程度のゴルフ系ニュースポーツを楽しむことを目的に考案した屋内ニュースポーツであり、ゴルフで考えればパットの距離に相当し、一般的にグラウンド・ゴルフでやパークゴルフであれば第2打、第3打のショットの距離に相当するものです。
ただし、グラウンド・ゴルフコースの最短距離15mでは、ホールインワンがねらえます。
そのようなことからパットゲーム的なニュースポーツであり、社会に広く普及し輝きを放ってくれればという思いでスターと名付けたものです。
屋外ほどのスイングはできませんが、ホールに近づいてからの寄せる技術は着実に上達します。
(次回になぜパットゲームスターを使用すれば技術が上達するかを書いてみます。)
グラウンド・ゴルフでは、ホールインワン「トマリ」、パークゴルフでは、ホールインワンやイーグルを目指してパットゲームスターをご活用下さい。
グラウンド・ゴルフやパークゴルフは、屋外の広い場所でプレーするスポーツです。
仲間とのプレーや大会のことを振り返ってみてください。
一般的にスタンスの広さや、ボールを置く位置、振り幅の大きさ等あまり意識しないでショットやパットをしていませんか?
これが普通であると言っても過言ではないと思います。
また、上手であるといわれている方は少ないスコアーでプレーを終わりますから打つ回数がそうでない方より少なくなります。
これは当たり前のことですが、これを繰り返していくと両者の力量はどんどんと接近してくることは多くあることです。
なぜならば、練習という観点で考えてみますと打つ回数が少ないわけですから他者と比べて不利な状況に置かれているのです。
それでは、打数を多く打てば必ず技術が上達するかと言うことも言い切れないことですが、この考え方を全面的に否定することはできません。
そこでどうすればよいかということですが、ゴルフをされている方が上達しようと、かなりの練習を繰り返し練習場や家庭でされていることに注目してください。
プロゴルファーに至っては一日何時間も練習を繰り返しているのです。
これらの人たちは、基本を知った上で一つ一つの練習で技術を改善するとか定着させることを意識しながらトレーニングをしているのです。
基本を知りボールを多く打つ中で自分のショットの形やパットの形が定着し、安定したプレーができるようになるのです。
かといって、グラウンド・ゴルフやパークゴルフの専用の練習用具もありませんし、どこかに行って練習をするというイメージもこれらのスポーツにはわきません。
このような技術上達を目指したトレーニングができる用具は現在「パットゲームスター」しかありません。
※ 参照「うまくなる!グラウンド・ゴルフ」(ベースボールマガジン社出版)で基本を知ることができます。
グラウンド・ゴルフやパークゴルフの技術上達のポイントは、次のようなことが大切です。
① スタンス(足幅)とクラブの振り幅
② ホールまでの距離とスタンスを取ったときのボールを置く位置
③ クラブのヘッドがスイングやパットしたときの軌跡
④ ショットやパットの際、クラブの動きと速度
⑤ ボールの転び距離を打ち分ける技術
パットゲームスターを使用すると楽しみながら、これらのチェックや技術の上達と定着につながるのです。
ただ単にグラウンド・ゴルフやパークゴルフを楽しめばよいそれも一つの考え方ですが「うまくなりたい」「スコアーをよくしたい」「自分流の技術を身につけたい」 など技術を上達させたい向上したいと考えておられる方が多くおられてもおかしくないことです。
少し角度を変えて考えてみますと、これらのトレーニングで当然、技術は上達しますし、結果的に体力や筋力のアップ、ひいては意欲の高まりにつながります。
生涯現役を目指して「パットゲームスター」をご活用下さい。
きっとお役に立ちます。
※ 参照「うまくなる!」グラウンド・ゴルフ(ベースボールマガジン社出版)でわかりやすく写真やカットで基本について詳しく説明されています。
鳥取県泊村教育委員会(現在の湯梨浜町教育委員会)が、昭和57年4月文部省(現在の文部科学省)の生涯スポーツ推進事業(国庫補助事業)を受けることになりました。
この頃、私が派遣社会教育主事として鳥取県から泊村教育委員会へ3年間派遣されていたのです。
この事業の目的は、高齢者にふさわしいスポーツを考案し、高齢者のスポーツの幅を広げることでありました。
鳥取県泊村(現在の湯梨浜町)もこの時、既に高齢化が進んでおり、60歳以上の高齢者率は22%に達していました。
この事業を成功させるためには、どうしても生涯スポーツの基本的な考え方を大切にしなければならないと考え、以前私が小学校の教員をしているとき生涯スポーツの専門家である大阪教育大学の島崎仁先生のご講演を聞く機会に恵まれました。
その時、素晴らしい考えの持ち主であると感じたことをふと思い出し、島崎先生にご相談したら快く専門委員を引き受けていただくこととなり、学識経験者、市町村担当者、村内の関係者からなる生涯スポーツ活動推進専門委員会を設置しました。
昭和57年7月14日に第1回生涯スポーツ活動推進専門委員会を開催し原案の検討と今後の取り組みについて協議し、8月31日にはグラウンド・ゴルフなど新しいスポーツの原案について専門委員から意見をいただき、9月から用具開発に着手しました。
専門委員の中に用具が製作できる技術者に入っていただいたことも成功の秘訣でありました。
この技術者の方は現在鳥取県北栄町の寿テント社長をしておられる岸田さんです。
9月25日には用具の試作品(ホールポスト、クラブも様々なタイプが用意されました)を専門委員に検討いただき、村内の高齢者に試していただくため、グラウンド・ゴルフ試行教室を開催し高齢者の感想や意見を聞きました。
当時は、高齢者のスポーツと言えばゲートボールというイメージでした。
新しいスポーツの考案という珍しさもあり、グラウンド・ゴルフ試行教室が10月4日のNHKテレビの全国版で放映され県内外から問い合わせが相つぎ、それに押されるようにして10月中旬には、用具(クラブ、ボール、ホールポスト)の完成品ができあがり、ルールもほぼまとまりました。
今から考えるとよくこんなスピードでほぼ現在の原型ができたと感心します。
当時、私は28歳でした。
※ 当時は、クラブは「スティック」と呼んでいました。
ボールは、木製で塗料がよくはげ、雨などで水を吸うと重くなり、材質によって重さのばらつきがあり軽いボールは強風時には転んで止まらないというような課題がありました。
そうそう、ボールも球と呼んだりボールと呼んだり様々でした。
用具の詳細につきましては後日掲載します。
昭和57年12月7日には第1回グラウンド・ゴルフ大会を村内の高齢者を対象に開催しました。
それと並行して、県内の社会体育関係者、社会福祉関係者を対象に説明会を開催したり、文部省主催の生涯スポーツ推進協議会で発表するなどするうち、県内をはじめ全国への普及の兆しが見えだしました。
この頃になると、全国から用具購入の問い合わせもあり、その対応も考えなければならなくなったため、昭和58年4月、大手スポーツメーカーに用具の開発と販売を依頼し、いよいよ全国普及への体制が整ったのです。
その間わずか1年強の飛躍的速度で、グラウンド・ゴルフは全国的なスポーツとして普及を始めることとなったのです。
宮城県南三陸町にて、パットゲームスター講習会を開催しました。
宮城県南三陸町を訪れ、東日本大震災で大津波の被災状況はテレビ等で報道されているそのものでありました。
復興を目指してがんばっておられる職員の皆さんやボランティアの皆さんのお姿に、改めて敬意を抱いたところです。
なぜ、私が南三陸町で「パットゲームスター講習会」を開催しようと思ったのかと言うことですが、河北新報の記事を見たとき南三陸町の高齢者の方の約20%に「生活不活発病」の傾向があると知り、私が考案した「パットゲームスター」を仮設住宅の中にある集会所で使用していただければ、生活不活発病の予防・改善に役立つのではないかと考え、南三陸町の町長様へお話をさせていただき講習会開催の運びとなったのです。
当日は、副町長さんを始め地域包括支援センターの皆様に、日々のお仕事がありますのに大変親切に対応していただきました。
さて、「パットゲームスター講習会」は6月5日(火)に宮城県南三陸町内にある宮城県志津川自然の家で開催させていただきましたところ、30名あまりの代表の方にご参加いただき、皆さんに熱心にプレーしていただきました。
考案した者としてはこれ以上の感激はありませんでした。
2時間にわたりにぎやかに会話をされながらゲームを楽しんでおられ、次の日に筋肉痛になっておられはしないかと心配さえするほど熱中され、南三陸町に行かせていただいて大変良かったと思っています。
参加された方が自然と次のようなことを言っておられました。「私のように70、80歳になるとグラウンド・ゴルフの50mはもうよう打てんのでこの方がいいわ」「狭いスペースで出来るので、仮設住宅にある集会所でゆったりした気持ちで椅子に座りながら順番でやると一番良い」、包括支援センターの職員さんも「お年寄りの方がこんなに楽しそうに朗らかにされている姿を久しぶりにみました」と言っておられました。
また、今後の活用方法についても包括支援センターの職員さんと参加者の方々が意見交換しておられる姿を拝見し、素晴らしい住民の方々だと感激いたしました。
みなで知恵を出し合い「生活不活発病」の改善や予防にパットゲームスターをいかに有効に活用していくか真剣に話をされていました。
私が帰りかけたところ、女性の方が「また来てください」と声をかけてくださいました。こんなに嬉しいことはありません。
最近、町役場からお聞かせいただいた情報では、この講習会を契機に高齢者の方々が活発に活動しておられるとお聞きしうれしい限りです。
是非、住民の方々が中心となられ町民を対象に大会等を開催していただき、町民皆様の生き甲斐づくりやコミュニケーションの場を、復興への力としていただければと期待しているところです。
南三陸町の町長さん始め職員の皆様、高齢者の方々に感謝申し上げますとともに、いち早い復興を願っています。
本当にありがとうございました。
※「生活不活発病」とは
全身の心身の機能が低下し、筋力が弱くなったり、疲れやすくなったりする、頭の働きが鈍く見えることもある。災害時、高齢者に起こりやすいとされる。
写真・動画はこちらをクリックしてください。
近年、生活不活発病(安静状態が長期に続くことによって起こる心身機能の低下、筋力低下、関節拘縮、骨粗鬆症、心肺機能の低下、精神的合併症など)患者や要介護高齢者の増加が問題になっています。
(私の母も7ヶ月の入院ベッド生活で歩行困難となっています。現在、自宅で介護中です。)
年々家に引きこもりほとんど体を動かさない高齢者が増加し、特に、被災地にて仮設住宅での生活が長くなり、運動をしたくとも十分な環境がない方々について、心身機能の低下は深刻な問題となっている現状もあります。
このことは緊急な課題であり、国立長寿医療研究センターに問い合わせたところでは、間違いないようでありました。「生活不活発病」の詳細は、国立長寿医療研究センターのホームページに詳しく掲載されています。
また、この問題は、まだ広く知られていないが全国的な問題となってきていると考えても間違いではないのです。
グラウンド・ゴルフ愛好者であった人の中にも、体力が弱まったり対人関係がうまくいかなく、やめて家での生活が中心となり極度の運動不足状態の人も多くあるようです。
私は、こういった現状を多く目にしたり聞いたりして何とか生涯を通じてスポーツに親しみ健康で明るい生活を送っていただきたいと日々考えています。このようなことも一つのきっかけとして誕生したのが「パットゲームスター」です。これが真の生涯スポーツです。
こういった方々に、自宅や近くの公民館、集会所等で気軽に、個々のペースで運動ができる環境を「パットゲームスター」は提供できるのです。また、屋外に出ることは難しいが軽い運動は行える程度の身体的不調を抱える人々が集まるような施設等に導入することで、レクリエーションとしてゲームを楽しむことで身体のリハビリの幅を広げ効果を上げることもできます。
「生活不活発病」の実態が、たまたま調査が実施された南三陸町でデータとして明らかな数値が新聞で報道されましたが、決してこれは南三陸町だけのことではなく全国的な問題であるという認識を持つべきであり、特に、東日本大震災で仮設住宅におられる高齢者の方への緊急な対応が必要であることを痛感しています。
その一つの方法として、仮設住宅の中にある集会所等コミュニティー施設に小スペースでプレーできる「パットゲームスター」を設置していただき、日常的な運動とコミュニケーションの輪を広げ、高齢者同士が協力して運営する主体的な活動の取組が進められることにより「生活不活発病」の予防改善に大いに役立つものであります。
南三陸町にでかけ高齢者の方々の力で十分、運営できる意欲や能力をお持ちであると感じたのです。
事実、南三陸町の職員さんから「パットゲームスター講習会」を契機に高齢者の方が活発に動き始められたという声をお聞きしています。
きっかけづくりが大切であるという「ヒント」であったのではないでしょうか。また、担当者の方からも、良いヒントをいただいたとお聞きしています。
手取り足取りでなく、環境を整え高齢者の皆さんの自主性・主体性・知恵を発揮していただき、元気な仲間をどんどん増やして欲しいと願っています。
南三陸町のケースを、今後の取組の参考として、高齢者の方々が健康で生き甲斐をもって日々生活していただけるには、どのような具体的な取組が必要か研究し実践することが急務です。
先に述べました「真の生涯スポーツ」とは次のような考え方です。
生涯スポーツの考え方は、1965年(昭和40年)にユネスコの教育局継続教育部長ポール・ラングランが提唱した「生涯教育の展望」という論文の中に「今やスポーツは一生を通じて行うものであり、ほんの短時間のみ行われるという考えを捨てなければならない、スポーツを単なる筋肉運動ととらえたり、他の文化から独立しているととらえることは意味のないことである。」と述べているのです。
ここで注目すべき点は、①スポーツは一生を通じて行うものである。つまり、スポーツには引退がないということです。自分の今現在の体力や健康状況に応じてスポーツに親しむことが大切であると言うことを言っているのです。
グラウンド・ゴルフやパークゴルフを止められても何か親しむスポーツを見つけ楽しんでいくことが大切であると言っているのです。
スポーツを継続して楽しむことで健康づくりや生き甲斐づくりとなるのです。うちからわいてくるエネルギー{活力}になるのです。
②スポーツを単なる筋肉運動ととらえたり、他の文化から独立していると、とらえることは間違いである。ということを言っているのです。スポーツは、単に筋肉を鍛えると言うことだけでなく、次の要素が含まれているのです。
「スポーツを楽しむことにより生き甲斐をもって生活する」
「スポーツを通して仲間とのコミュニケーションや助けたり助けられたりという人間交流を行う」
「スポーツには一定のルールがあり決まりを守って生活していく」
これらのことを総合してスポーツは文化であるのです。
従って、グラウンド・ゴルフやパークゴルフを止められても何かスポーツに親しんでいただくことがたいせつであり、充実した人生につながるのです。
「真の生涯スポーツ」とは、このようなことを言っているのです。また、その一役を担うスポーツの一つとして「パットゲームスター」が誕生したのです。
生涯スポーツの流れを少し簡単に整理してみますと
① 大学生等学生を中心にスポーツが行われていた時代。
↓
② ポール・ラングランの提唱した「生涯スポーツの基本的な考え方」と日本においては昭和39年に開催された東京オリンピックを契機に多くの層でスポーツが親しまれるようになってきた。
しかし、競技という思考が強くスポーツの一般化までには至っていなかった。
↓
③ グラウンド・ゴルフやパークゴルフ、ソフトバレーボールなどニュースポーツの誕生によりスポーツに親しむ人が大幅に増加してきた。
↓
④ 今後、超高齢化時代を迎える日本は、元気で屋外や今まであるスポーツに親しんでおられる方はそれでよいのですが、健康状態や体力的な問題などで、今までのようにスポーツに親しむことができなくなってきた方々に「生涯にわたってスポーツに親しんでいただき生き甲斐をもって生活していただける環境整備」が大きい課題となっているのです。
この課題に教育・福祉行政も本格的に目を向け連携して積極的な取組をしなければならない時代が到来しているのです。
「真の生涯スポーツの推進」が求められているのです。
パットゲームスターが今日、テレビ放映されます。
昨日、山陰放送(BSSテレビ)の取材がありました。
取材にこられた記者さんとカメラマンさんとも良く事前に「パットゲームスター」のことを調べておられ感心しました。
内容的には、 ①どんな用具か ②ゲームの仕方、プレー方法 ③作った目的 ④南三陸町講習目的 ⑤記者さんと私のプレー 等だと思います。
ぜひご覧ください。
放映予定 8月22日(水)午後6時15分からのテレポート山陰
「室内版グラウンド・ゴルフを開発!用具を被災地へ」
突然話が変わりますが、子供のいじめ問題が大きい問題となっています。
私も37年3ヶ月教員をしていましたが、私の教員人生の中で児童生徒が命をなくすということがなかったことが、教員としての使命を果たせたという実感につながっています。「命」はかけがえなのないもっとも大切なものであります。
教員人生の中で多くの難題に直面したことは多々あり可能な限り解決してきましたが、「命」だけは元にかえすことが出来ないもっとも大切なものであるとつねづね肝に銘じて職務を行っていました。
特に、8年間の中学校校長職の間は大切な子供さんを保護者からあつかっているという責任感と緊張感は絶えず忘れず、校長として
「生徒より早く出勤すること」
「生徒が帰るまでは学校にいること」
「出来るだけ出張は必要最小限にして学校にいること」
「学校の状況を自分の目で見てどこがよくて、どこが課題なのか自分なりの日々の考え方を持つこと」
「職員室での職員との会話を心がけ心を一つにすること」
「各教室には一日数回行き生徒の雰囲気をつかむこと」
これらのことを心がけてきました。
このような姿を生徒や職員もみているのではないでしょうか。
クラブについて ①
クラブについては、グラウンド・ゴルフが誕生した当初、クラブはスティックと呼んでいました。
これは、ゲートボールのスティックそして試作段階で参考にしたホッケーのスティックの影響で、この段階ではスティックと呼んでいました。
グラウンド・ゴルフは基本的にゴルフに近いので、平成4年からクラブと呼ぶように変更されました。
クラブの開発にあたっては、ゴルフのパターやホッケー、ゲートボールのスティックを参考に多くの試作品をつくり、試行教室で泊村の高齢者の方々に試していただいて感想を聞きながら改良を繰り返しました。
先にも述べましたが、専門委員会の委員に技術協力者に入っていただいていたので各委員の要望や事務局の要望が即反映されスピード感を持って取組が進んでいったのです。
なぜ専門委員会の委員に技術協力者を入れようとなったのか、その発想の原点は!
私が泊村教育委員会に勤務し高校生ボランティアサークル「トコトコ」を育てていました。そのようなことで県教育委員会から奈良県の国立青少年の家にボランティア研修に高校生を参加させてくれないかという依頼があり、3名の高校生を引率して研修に参加しました。
そのメニューの中に地域の様々な特技を持った方が自分の得意分野の技術を教え作品を完成させるという研修がありました。
その中に木工分野もあり私はそれに参加してみました。
これは青年の家の指導職員では教えることが出来ない内容であると感じる一方でなんて素晴らしい発想であろうかと感心していました。
人間すべてのことが出来るなどということはなくそれぞれの持っている能力をいかしてこそ素晴らしいものが出来るのだとつくづく思わされました。
このような体験から専門委員会の委員に技術協力者を入れようと思ったのです。私は、木工もそんなにうまくはない。ましてや金属の溶接など出来るわけがない。このようなことが出来る技術者が絶対必要であるとの思いから、高校時代の陸上競技を通して知りあいてだあった、現在、鳥取県北栄町の寿テント社長をしておられる岸田さんにお願いして入っていただいたのです。
このことが、グラウンド・ゴルフ誕生の大きなポイントであったと今も痛感しています。
クラブについて ②
専門委員会で試作品を検討し、昭和57年10月中旬には現在の原形に至っていました。専門委員会の基本的な考えとして
「木製で、打ったときに快音がするように」
「あまりにも飛びすぎると、広い場所が必要となるので、100メートル程度しか飛ばないように」
「安全性を確保するため、ボールが空中に飛ばないようにクラブヘッドに傾斜を付けない」
などの条件があったため、これらに配慮しながらクラブが作られました。
しかし、クラブの強度的な問題がありました。
①クラブのシャフト部分の木目によって折れるケースがあった。
②クラブのヘッドとシャフトをつなぐ部分、ネックが折れる。
これらの問題が解決され現在のクラブに至っているのです。
思い出しました。クラブの強度を確かめるためゲートボールのボールを何度も打って確かめることをしました。
ボールについて ①
ボールについても、当初は球と呼んだりボールと呼んだりしていましたが、平成4年からボールと呼ぶように統一されました。
開発当初、ボールは木製でした。大人が全力で打ってもクラブが折れないよう、ゲートボールのボールより一回り小さく、軽量かつ空中を飛ばないものを基本として、現在の直径6㎝の大きさとしました。
しかし、開発当時は木製のボールであったため、材質の違いで重さを一定にすることが出来ず、軽量のものが強風でしばしば移動する事態が発生したため、それらの経験を踏まえて、ボールの重さを現在の75グラム以上95グラム以下と定めました。
また、当初から木製のボールは塗装がよく取れたり、雨の日は水分を含んで重くなるなど耐久性や機能に問題があり、プラスチックや樹脂製のボールが出来ないかと検討していました。
こちらの材質的問題は、打ったときの反発力が大きくグラウンドの石などにあたって大きく空中に跳ね上がるなど、安全面が確かでないことでした。
ボールについて ②
問題の解決に向けて研究を重ねた末、昭和61年12月、衝撃をうまく吸収できるツーピースボールが開発されました。
現在販売されているボールは、この樹脂製ボールとなっています。
このボールの開発により、色落ちや水分を含んで重くなることもなくなり、重さの一定化が図れるようになったのです。
また、当初は6色であったボールの色も年々色の種類が増えたり、反発機能が良いものが開発されたりと研究が進んできています。
スタートマットについて
スタートマットについては、『グラウンド・ゴルフ』考案当初はありませんでした。
しかし、第1打目を空振りしたりボールを土と共に打ったりするケースが多く発生したことなどから開発されました。
スタートマットは、第1打で空振りがないように、地面から少し高めの位置にボールを簡単に、かつ正確な位置に置けるようつくられています。
また、スタート位置がよくわかりどこへでも移動できる簡易なものを、という工夫もされています。
ホールポストについて ①
グラウンド・ゴルフの用具の開発で一番ポイントとなったのはホールポストの開発と言っても過言ではありません。
先にも述べましたが、グラウンド・ゴルフはどこでも出来るスポーツとして、学校開放による学校のグラウンドなど既存の施設を利用する方向で考えられていました。
そのため、プレーの度に学校のグラウンドに穴を掘るなどということをしなくてもよいように、置くだけでゴルフでいうホールの代わりをするホールポストというコンセプトで開発されました。
ホールポストについて ②
このヒントを得たのは、当時、大阪教育大学教授の島崎仁先生に専門委員会委員に入っていただくようお願いしに大学を訪問したとき、偶然、大学生がグラウンドに半径1m程度の円を描きその中心に旗立て台のような物を置き、そこを目指してゴルフのアイアンでボールを打ちゴルフを楽しんでいたのです。
これだと思い鳥取に帰り早速、岸田社長に頼み何種類ものホールポストを作り、泊村の高齢者の方々に試して頂き、その意見を元に現在のホールポストの原型が出来たのです。
また、用具を車に積み河川敷などどこでもすぐに置くだけでプレーできるように分解できるようつくられています。
当時の泊村の高齢者の方々の協力なくしてはグラウンド・ゴルフの誕生はなかったといえるでしょう。高齢者の方々がどんどんメディアでにり上げられ全国から注目されるようになったのです。
先にも述べましたが当時の泊村の高齢者の方々は「スター」でした。
早いもので9月になりました。しかし、この異常な暑さはまだ続くようですが、だんだんと秋めいてくることでしょう。
気象情報によると秋が短くて冬が早いと聞いています。私はこの傾向は今年だけのことでなく春と秋が短くなり夏と冬が長く続き、それも夏は40度を超えるようになり、冬は厳寒豪雪で北海道、東北、日本海側、太平洋側関係なく雪が降るようになると予測しています。
その理由の一つとして、近年の猛暑はだんだんと厳しくなっていること、また、冬の等高線も西高東低の縦型から横型になり九州でもかなりの降雪が見られるようになったことなどがあげられます。
それに加えて、ゲリラ豪雨、落雷、竜巻などで甚大な被害が出ています。昔のように、これくらいのことと強引に物事を判断したり行ったり出来なくなっていることを認識する必要があります。
このような環境の変化に対応できる屋内ニュースポーツが「パットゲームスター」なのです。
既に都道府県単位の講習会の申し込みや地域単位の申し込みもいただいており、これから冬にかけて普及活動に力を入れて参ります。
昨日も東京周辺で豪雨があったとの報道を聞き、思いがけない気象状況の変化がいつあるかわからないとつくづく感じたところです。
さて、「ねんりんピック」てご存じでしょうか、「ねんりんピック」は、厚生労働省等が主催し60歳以上の人が参加できるスポーツ、文化の祭典です。高齢者の国体というふれこみで始まりました。
今年は、宮城県で10月13日~16日の日程で開催されます。東日本大震災を乗り越えての開催であり準備等大変だと思います。
パットゲームスターも「ねんりんピック宮城・仙台2012」に、ブース展示等で参加します。
初めて全国の多くの人に見ていたただくこととなりました。
鳥取県から誕生した屋内ニュースポーツとして全国の人に楽しんでいただけるよう普及させたいと考えています。
皆さんの応援をお願いします。
少々話の流れから逸れますが、ここで名前の由来についてお話ししておきます。
『グラウンド・ゴルフ』は、グラウンドなど既存の施設を利用して出来るゴルフ、という意味でこの名前を付けました。
グラウンドとゴルフの間に中点が入っているのは、まだだれも知らない新しいスポーツの名称でありカタカナが多く並ぶとわかりにくいという考えから入れたものです。
グラウンドで出来るゴルフという考えからきている名称です。
「グランドゴルフ」や「グラウンドゴルフ」と書かれているものをよく見受けますが、ぜひ『グラウンド・ゴルフ』と正式な名称を使っていただきたいものです。
私が28歳のころ、県教育委員会から泊村教育委員会へ派遣者会教育主事として3年間派遣されいる間に誕生したのがグラウンド・ゴルフです。先に書きましたように詳しくいきさつを知っているのは、そのようなことからです。
本当は、もっと深いところがあるのですが、様々な方が関わって出来たものであり大筋だけ書かせていただきました。
さて、なぜ私が室内でグラウンド・ゴルフを楽しめる用具を考案しようと思ったかというと、三つの大きい理由があります。
① 地元で行われているグラウンド・ゴルフの大会が大雨で中止しなければならなくなって、当時の教育長さんが各旅館を回られて経緯と謝罪をされ各参加者から相当厳しい言葉を聞かされたというようなことがありました。
当時の教育長さんは私と同じ職場で勤務したこともあり、お会いした際に、「朝井なぜ私があんなことを言われないといけないのだ」と腹の収まらないような様子でした。
② せっかく県外からはるばる鳥取までこられ旅館に宿泊し何もしないで帰らなければならない参加者の気持ちや怒りも十分に理解でき、何とかならないものかと考案に関わったものとしては責任も感じました。全国でもこのようなケースは多くあるのではないでしょうか。
③ グラウンド・ゴルフを楽しみ生き甲斐としていきいきとプレーし人生を楽しんでおられるときはそれでよいのですが、人間の宿命として年齢とともにだんだんと体力が衰え、また健康状態がよくなくなり仲間とプレーできなくなってしまい自宅で過ごされるようになってからの老化の早さを見ているからです。
私の知っている範囲でも、この前まで元気にグラウンド・ゴルフをしておられたのにと思うようなケースが多々あり、自宅や身近な施設でグラウンド・ゴルフを続けれるように出来ないものかと考えていました。
パットゲームスターを考案した理由が3点あると申し上げましたが、パットゲームスターはこれらの課題に貢献できる屋内ニュースポーツです。
① グラウンド・ゴルフ大会を大雨で中止しなければならない。
このことにつきましては、現在は豪雨だけでなく、地球温暖化現象によると考えられる、ゲリラ豪雨、落雷、竜巻、猛暑、豪雪など様々な人命に関わる異常気象現象が発生しており、この対応については我々が過去に経験してきたことのない想像を絶するものがあります。
また、これらの現象は予測のつかない場合も多く前もって、これらのことを想定しておかなければならないという対応の難しさがあります。
過去に我々が行ってきた「これくらいのこと」ではすまなくなってきているという認識を持つべきでしょう。
大会を主催する人やリーダー的な立場の方の対応の切り替えが重要になってきています。
屋外で無理な場合は、屋内でという柔軟な考え方と切り替えが大切になってきています。特に、地域で行われている大会は親睦が大きい目的ですから中止をして何もしないで帰るというようなことは避けたいものです。
また、大きい大会でも初めからこのような場合はこう切り替えると決めておけばよいのです。
その一つの方法に屋内ニュースポーツ「パットゲームスター」の誕生があるのです。
このような柔軟な考え方が大切な時代になってきているのです。
また、このような異常気象現象は年々厳しくなってくると考えた方がよいでしょう。
今年の夏の状況を考えてみても気温が37度近くまで上昇し、7月でも熱中症の患者が全国で2万人を超え過去最多となっています。
35度以上の猛暑日がつづいており8月も同じような気温であったということは皆さんも実感しておられるとおりです。
この現象は今年だけのことでなく年々厳しい夏となってくると考えた方が良いでしょう。
大切なことは、直射日光に長時間当たらないこと、猛暑に負けない体力をつけることではないでしょうか。
日頃から健康管理に気をつけて適度な運動をすることが大切です。
② 体力の衰え、健康状態がよくなくなり仲間とプレーできなくなって!
どうしても年齢とともに、このような状況になることが多いのです。
そこでグラウンド・ゴルフを止めてしまわないで違う方法で継続することが最も重要なことです。
「継続は力なり」という言葉がありますが、続けることにより、体力や筋力の低下を防いだり、場合によっては強化もできるのです。
そして、毎日生き甲斐をもって生活することができるのです。
このことに役立つのが、家庭でもグラウンド・ゴルフやパークゴルフができる「パットゲームスター」です。
よく耳にするのですが、私はまだ「パットゲームスター」をするような年齢でない。 よく考えてみてください。
体力が低下し、健康状態が悪くなってからパットゲームスターを購入しやってみようという意欲がわくでしょうか。
元気なときから技術練習や家族と楽しみ慣れ親しんでおいて、屋外でできなくなっても継続してグラウンド・ゴルフやパークゴルフを楽しんでいくことが大切です。
気が向いたときいつでもできるのがパットゲームスターなのです。
③ 家庭でグラウンド・ゴルフやパークゴルフができることは画期的なことです。
それも屋外の15m程度の中距離ショットができるのです。パットゲームスター15と2.5を1ラウンドで9ホール回ることができるのです。
家庭にちょとしたグラウンド・ゴルフコース、パークゴルフコースを作ったと考えられればよいのです。収納も簡単、コンパクトになり生活のじゃまにはなりません。
毎日を充実したものにするには、健康に心がけ生き甲斐をもって生活することです。
また、お孫さんやご家族、近くの仲間と一緒にされれば更に楽しいものになります。
皆さんのお役に立てる屋内ニュースポーツです。
④ 最近、私も孫とパットゲームスターをしていますが、孫も喜んでやっています。
孫は、パークゴルフのクラブとボールを気に入って使用しています。小学2年生にしては上手な方だと思います。
私も集中力が増し一人でするときとは少し違った雰囲気になります。
皆さんもパットゲームスターを是非家族でやってみられてはどうですか。家庭教育は学校教育とは違って子どもと一緒に何かしながら会話したり教えたりすることが大切です。
昨日のNHKスペシャル 「追跡!復興予算19兆円どう使われたのか?増税による巨額マネー、判明した驚きの実態、届かない被災地の悲鳴」この番組を見てただただ驚きの連続でした。
NHKもよく調べていたと感心しました。結論から言いますと我々は19兆円は被災地復興のためにすべて使われているものだと思っていました。
しかし、現実は全国へばらまきのような形で各省庁がへりくつを付け使ってしまっているのです。こんなことは絶対許されることではありません。
被災地の人々は本当に元の生活にどう戻すか必死なのです。被災地の方の気持ちを良く聞き、それがいかに可能になるか努力するために付けられた国税なのです。
私も、6月に南三陸町に行き現地をよく見たり役場の職員さんや住民の方と接して早い復興を願っているものです。
今からでも良いから19兆円が被災地へ直接届くよう緊急に変更しなくてはいけません。
このような実態であれば、全国から寄せられた義援金も本当に被災地に届いているのか、何に使われたか責任者は明らかにすべきです。
最近になく、腹が立って腹が立ってたまりません。
A:
その理由は、グラウンド・ゴルフやパークゴルフのように屋外の広い場所でプレーするスポーツと違って、室内や家庭の狭いスペースで15m程度のゴルフ系ニュースポーツを楽しむことを目的に考案した屋内ニュースポーツであり、ゴルフで考えればパットの距離に相当し、一般的にグラウンド・ゴルフでやパークゴルフであれば第2
打、第3打目のショットの距離に相当するものです。
ただし、グラウンド・ゴルフコースの最短距離15mでは、ホールインワンがねらえます。
そのようなことからパットゲーム的なニュースポーツであり、社会に広く普及し輝きを放ってくれればという思いでスターと名付けたものです。
屋外ほどのスイングはできませんが、ホールに近づいてからの寄せる技術は着実に上達します。
A:
パットゲームスターの大きい特徴の一つに小スペースでもグラウンド・ゴルフやパークゴルフが楽しめると言うことがあります。
そのようなことから運動量が少ないのではないかということですが、私がやってみてパットゲームスター15と2.5を1ラウンド9ホール行うだけでけっこう汗をかき、かなりの運動量になります。
大切なことは、ボールの移動は何か事情がない限り自分でボールを拾い上げることです。
そのことにより1ラウンドで27回の屈伸運動を行っていることや27回のスイングを行うことで脚力や腹筋、背筋、腕の筋肉を始め全身の筋力強化と体の可動性を大きくする効果があります。
見かけより運動面での効果も期待できます。
宮城県南三陸町で講習会をさせていただいたときは、1時間30分連続で集中して楽しんでおられ、途中休憩も考えていたのですが、あまりの熱心さに休憩を取ることもできませんでした。
次の日に、筋肉痛になっておられはしないかとこちらが心配するほどでした。
A:
パットゲームスター15は全長163㎝、幅50㎝であり畳1畳分のスペースで屋外の15mにあたるショットができるのです。
また、パットゲームスター2.5は、全長335㎝であり畳2畳分のスペースで2.5m~1mのホールインに大切なパット練習ができます。
家庭で、グラウンド・ゴルフやパークゴルフができるようになったことは、画期的なことです。
A:
ボールがホールサークルイン、スペースインかどうかの判断は外側のライン上にボールの中心が入っていれば「イン」となります。
ボールを入れようとする所の外側ライン上に入っているかどうかで絶えず判断してください。
A:
1ラウンドとは、基本的にパットゲームスター15と2.5でプレーし9ホール回ることをいいます。
パットゲームスター15のみでプレーを行う場合は、5ホール回ることをいいます。また、パットゲームスター2.5のみでプレーする場合は、4ホール回ることをいいます。
A:
パットゲームスターのゲームは、次の三つの方法で行うことが出来ます。
① パットゲームスター15でゲームを行う。
② パットゲームスター2.5でゲームを行う。
③ パットゲームスター15とパットゲームスター2.5でゲームを行う。
③のパットゲームスター15とパットゲームスター2.5の2台を使ってゲームを行う形式が基本です。
①②のように、パットゲームスター15、パットゲームスター2.5ともに、1台でゲームを行うこともできます。
①②③の方法のいずれかで1回行うことを1ラウンドといい、2回行うことを2ラウンドといいます。何回行うかは主催者やプレーをする人が決めればよいのです。
従って、ゲームとは、何ラウンド行うかを「ゲーム」といいます。
例えば、○○大会のゲームは、パットゲームスター15とパットゲームスター2.5を3ラウンド行います。という表現になります。
A:
現在、ご活用いただいている機関、施設は、次のとおりです。
「鳥取県立船上山少年自然の家」「宮城県志津川自然の家」は、新しい屋内活動メニュー、荒天時や冬期間対応、施設利用年齢層の拡大等にご活用いただいています。
「宮城県南三陸町」は、生活不活発病予防・改善、地域コミュニティーの活性化等集会所などでご活用いただいています。
「鳥取県北栄町北条B&G海洋センター」は、子どもから高齢者まてのクラブ・サークルづくり、大会開催等にご活用いただいています。
「公益財団法人ライフスポーツ財団(兵庫県)」は、親子グラウンド・ゴルフ大会での活用、キッズスポーツインストラクターの養成等にご活用いただいています。
「ホテル慶泉(三重県) 伊勢志摩 湯元 神代温泉」は、豪雨、台風等荒天時対応、レクリエーション的利用等にご活用いただいています。
また、様々な理由で運動不足になりがちな子どもに学校でもすでに活用され、いろいろな活用方法があるとの声が届いています。小規模作業所においても、休憩時間のレクリエーションとしてわいわい楽しまれていると、お喜びの声をお聞きしています。
「鳥取県立船上山少年自然の家」のホームページでも紹介されています。是非一度ご覧下さい。
A:
パットゲームスター15は、二つに折りたたむことができ50㎝×18㎝のスペースにたてて収納できます。
また、パットゲームスター2.5は、人工芝部分を捲り75㎝×45㎝のスペースに収納できます。パットゲームスター15は、キャスターもありますから大変便利です。
収納も簡単、収納に広い場所もいらない用具です。また、どちらの用具も乗用車で移動させることができるよう工夫されています。
A:
孫は小学2年生ですが、パークゴルフのクラブとボールを気に入って使用しています。子どもにしては上手な方だと思います。先日、私とプレーしたときは-6の大人顔負けのスコアーを出しました。
また、あるご家庭は、二世代でお住まいですが、小学生のお孫さんが大変好きなようで、おじいちゃんやおばあちゃんと楽しんでおられるとのことです。
お孫さんから、おばあちゃん「パットゲームスター」をしようと誘われて、プレーを楽しんでおられるとお聞きしています。
このように家族のふれあいがある楽しい家庭っていいですね。
このご家庭のように家族の団らんにパットゲームスターを使用していただくと、考案したものとして大変うれしい思いです。
A:
パットゲームスター2.5は、グラウンド・ゴルフのボールが屋外で2.5m~1m転ぶ距離とほぼ同じ距離に換算されてつくられているのです。従いまして、パットゲームスター2.5の距離の方が屋外の距離より若干長くなっているのです。屋外よりも人工芝の方がボールが良く転ぶのです。
そのようなことから、ボールの転び速度を抑えるため人工芝の長さが1㎝のものを使用しているのです。そして、ホール部分を穴でなく窪みとしてボールが入りにくくしています。
一般的にゴルフ場のグリーの芝は短く刈り込んでありゴルフボールがよく転ぶように出来ています。そのため、ゴルフのパター練習用具は、ゴルフボールがよく転ぶようにカーペット的な素材で作られているものが大半で、ボールが落ちるように穴でできているのです。ゴルフのパットが上達することを目的に出来ているのです。
グラウンド・ゴルフやパークゴルフをプレーする場所は一般的にゴルフ場のグリーのように芝を極端に刈り込んでいるところはないのです。
そのようなことから、グラウンド・ゴルフやパークゴルフのパット練習にゴルフのパター練習用具を使用しても真っ直ぐ打つ練習にはなりますが、距離感覚は全く違うものであり少しの力で遠くまで転んでしまっているのです。
結果として、距離感覚が身につかないばかりか、現在の距離感覚にぶれを生じることとなる可能性もあります。
パットゲームスターが、人工芝の長さ1㎝のものを使用している理由はそこにあるのです。
A:
アシスターをつくったのは、私ががプレーする中で、パットゲームスター2.5のサークルインが、グラウンド・ゴルフやパークゴルフに比べて、難しいと判断したからです。
パットゲームスター2.5でねらう的、ホールサークルは直径14㎝です。それに対して、グラウンド・ゴルフのホールポストは直径36㎝ (中心に直径4㎝の鈴、3本の脚)パークゴルフのホールカップは直径20㎝
(ボールが穴に落ちる形)これまでの用具では、ホールポストやホールカップであれば入っている、と思われるパットも、パットゲームスター2.5では入らない、ということがありました。
そこでホールサークル後方に、ボールを入りやすくする工夫をすることにしました。 そのようなことからできたのが、「アシスター」です!
「アシスター」を設置することで、サークルインの確率を、グラウンド・ゴルフの「トマリ」、パークゴルフの「ホールイン」に近づけることができました。
なお、「アシスター」は取り外しができる構造になっていますので、難易度の高いプレーをされたい方は、これまで通りアシスターを付けずにご使用されてもOKです。
A:
スコアーカードはパットゲームスターのホームページから打ち出して使えるようにしてあります。
まずは使用してみられて自分で使いやすいように修正されてもけっこうです。
宮城県南三陸町で、パットゲームスター講習会を開催しました。
宮城県南三陸町を訪れ、東日本大震災で大津波の被災状況はテレビ等で報道されているそのものでありました。
復興を目指してがんばっておられる職員の皆さんやボランティアの皆さんのお姿に、改めて敬意を抱いたところです。
なぜ、私が南三陸町で「パットゲームスター講習会」を開催しようと思ったのかと言うことですが、河北新報の記事を見たとき南三陸町の高齢者の方の約20%に「生活不活発病」の傾向があると知り、
私が考案した「パットゲームスター」を仮設住宅の中にある集会所で使用していただければ、生活不活発病の予防・改善に役立つのではないかと考え、南三陸町の町長様へお話をさせていただき講習会開催の運びとなったのです。
当日は、副町長さんを始め地域包括支援センターの皆様に、日々のお仕事がありますのに大変親切に対応していただきました。
さて、「パットゲームスター講習会」は6月5日(火)に宮城県南三陸町内にある宮城県志津川自然の家で開催させていただきましたところ、30名あまりの代表の方にご参加いただき、皆さんに熱心にプレーしていただき考案した者としてはこれ以上の感激はありませんでした。
2時間にわたりにぎやかに会話をされながらゲームを楽しんでおられ、次の日に筋肉痛になっておられはしないかと心配さえするほど熱中され、南三陸町に行かせていただいて大変良かったと思っています。
参加された方が自然と次のようなことを言っておられました。
「私のように70、80歳になるとグラウンド・ゴルフの50mはもうよう打てんのでこの方がいいわ」
「狭いスペースで出来るので、仮設住宅にある集会所でゆったりした気持ちで椅子に座りながら順番でやると一番良い」
包括支援センターの職員さんも「お年寄りの方がこんなに楽しそうに朗らかにされている姿を久しぶりにみました」と言っておられました。
また、今後の活用方法についても包括支援センターの職員さんと参加者の方々が意見交換しておられる姿を拝見し、素晴らしい住民の方々だと感激いたしました。
みなで知恵を出し合い「生活不活発病」の改善や予防にパットゲームスターをいかに有効に活用していくか真剣に話をされていました。
私が帰りかけたところ、女性の方が「また来てください」と声をかけてくださいました。こんなに嬉しいことはありません。
10月13日(土)~16日(火)まで宮城県でねんりんピックが開催され私も行く予定にしており、その際に南三陸町を訪問させていただこうと思っています。
是非、住民の方々が中心となられ町民を対象に大会等を開催していただき、町民皆様の生き甲斐づくりやコミュニケーションの場を、復興への力としていただければと期待しているところです。
南三陸町の町長さん始め職員の皆様、高齢者の方々に感謝申し上げますとともに、いち早い復興を願っています。
本当にありがとうございました。
※「生活不活発病」とは
全身の心身の機能が低下し、筋力が弱くなったり、疲れやすくなったりする、頭の働きが鈍く見えることもある。災害時、高齢者に起こりやすいとされる。
「生活不活発病」の実態が、たまたま調査が実施された南三陸町でデータとして明らかな数値が新聞で報道されましたが、決してこれは南三陸町だけのことではなく全国的な問題であるという認識を持つべきであり、
特に東日本大震災で仮設住宅におられる高齢者の方への緊急な対応が必要であることを痛感しています。
その一つの方法として、仮設住宅の中にある集会所等コミュニティー施設に小スペースでプレーできる「パットゲームスター」を設置していただき、日常的な運動とコミュニケーションの輪を広げ、高齢者同士が協力して運営する主体的な活動の取組が進められることにより「生活不活発病」の予防改善に大いに役立つものであります。
南三陸町にでかけわかったことは高齢者の方々の力で十分、運営できる意欲や能力をお持ちであると感じたのです。
我々はその環境をどう作っていくかという責務を果たすことが今強く望まれているのです。